<2019.11.28公開>
<2019.12.23更新>延伸区間全線(タオプーン駅からタープラ駅まで)で、無料乗車が開始されました。

バンコクを走る地下鉄ブルーライン。
最後まで残っていたタオプーン駅からタープラ駅までの無料乗車開始がアナウンスされました。

目次


・2020年3月にブルーライン全線開業予定
・2回に分けて無料乗車開始
・開業区間の全駅沿線解説


2020年3月開業予定区間(出典:BEM

2020年3月に全線開業予定


ブルーラインは現在、タオプーン駅からラックソーン駅までが運行中。


MRTブルーラインの車両(出典:BEM


今年、フアランポーン駅からラックソーン駅までが開業。

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中華街(チャイナタウン、ヤワラート)や王宮、ワット・ポーなどがあるエリアまで地下鉄で行けるようになり、観光客にとってとても便利な路線になりました。


バンコクの中華街


ブルーラインは2020年第一四半期(3月?)に最後まで残っていたタオプーン駅からタープラ駅までが開業予定。
<2019.12.2追記>※2020年3月30日に正式開業予定。

バンコク中心部をぐるっと囲む路線ができることになります。

ただし、運転形態は環状線ではなく、都営大江戸線のような6の字運転。

この区間が開業すると、チャオプラヤー川の西側から副都心になるバンスー地区へのアクセスが格段に良くなるため、今後はこの地域の宅地開発が進みそうです。

ただ、ブルーライン延伸をあてにした沿線のコンドミニアムが供給過多で、かなり売れ残っているという話もありますが…。


2回に分けて無料乗車開始


正式開業に先立ち、この区間で無料乗車が開始されることになりました。

タオプーン駅からシリントーン駅までが2019年12月初旬、シリントーン駅からタープラ駅までが2020年1月初旬に開始予定。
<2019.12.2追記>※タオプーン駅からシリントーン駅までは、2019年12月4日から2020年3月29日まで無料乗車期間。
<2019.12.23追記>※シリントーン駅からタープラ駅までは、少し開始が早くなり2019年12月23日から2020年3月29日まで無料乗車期間。

正式開業までは時間帯や本数が限られそうですが、正式開業前に一足早く乗車が可能になります。
<2019.12.23追記>※午前10時から午後4時まで8分間隔の運行。

開業予定区間は以下のとおり。

[BL10] タオプーン / Tao Poon
↓ ↑
[BL09] バンポー / Bang Pho
↓ ↑
[BL08] バンオー / Bang O
↓ ↑
[BL07] バンプラット / Bang Phlat
↓ ↑
[BL06] シリントーン / Sirindhorn
↓ ↑
[BL05] バンイーカン / Bang Yi Khan
↓ ↑
[BL04] バンクンノン / Bang Khun Non
↓ ↑
[BL03] ファイチャーイ / Fai Chai
↓ ↑
[BL02] チャラン 13 / Charan 13
↓ ↑
[BL01] タープラ / Tha Phra



バンコクのBTS、MRT、ARL鉄道路線図(2020年4月時点) ※クリックで拡大します。


開業区間の全駅沿線解説


ブルーラインは地下鉄ですが、今回開業する区間は全線高架。

どんな場所を通るのか見ていきましょう。



タオプーン駅を出発し、バンポー駅を過ぎると橋でチャオプラヤー川を越えます。


テウェート船着場


上の画像から4、5km上流の場所です。

バンオー駅付近からチャランサニットウォン通りの上を走行。

バンオー駅近くには有名なヤンヒー病院があります。

バンプラット駅付近はとくに大きな施設もないので、これから開発が進みそうです。

シリントーン通り、ラチャウィティ通りとの交差点近くにあるのがシリントーン駅。

ここからラチャウィティ通りを西へ向かうとクルントン橋を通り、戦勝記念塔(ビクトリーモニュメント)へ到達します。

バンイーカン駅の先でセントラルプラザやテスコロータス、パタデパートなどが並ぶピンクラオ通りとの交差点を通り過ぎます。



バンコクノイ運河を越え、トンブリー地区にあるバンクンノン駅へ。

そのすぐ先でタイ国鉄南線と交差しますが、ここには一応チャランサニットウォン駅という小さな停車場があります。

南線の始発駅・トンブリー駅(バンコクノイ駅)までも1km弱なので、一応徒歩圏内といった感じでしょうか。


トンブリー駅構内

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バンクンノン駅は将来の計画としてライトレッドラインの支線(タリンチャン駅~トンブリー-シリラート駅)との乗り換え駅となる予定。

さらにバンコク中心部へ向かうオレンジラインの始発駅になる計画があるので、乗換駅として大きく発展するかもしれません。

ただし、ずいぶん先の話にはなるかと思いますが…。

ファイチャーイ駅、チャラン 13駅とローカルな街並みを通り、いよいよフアランポーン駅から延びてきたブルーラインとの乗換駅となるタープラ駅へ到着します。

タープラ駅手前、ソイ3あたりで2015年に撮った画像が残っていました。


チャランサニットウォン通り(2015年)


バーンシラピン(アーティストハウス)へ行った帰りだと思います。

この頃すでに高架の工事が進んでいました。


今回開通する沿線にはわざわざ観光客が行く特別な観光地はほとんどありません。

ただ、チャオプラヤー川西側のローカルな街並みをカメラ片手に気軽に見に行くことができるようになるのではないでしょうか。


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