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成田にあるタイ〜ワットパクナム日本別院でトードカティン(2019年) 

目次


・日本(千葉)にあるタイ様式の寺院
・朝から大勢のタイ人の行列
・ワットパクナム日本別院で参拝
・トードカティンの様子
・振舞いのタイ料理


日本(千葉)にあるタイ様式の寺院



千葉県成田市にあるワット・パクナム日本別院というお寺。

畑に囲まれた場所に、立派なタイ様式の本堂が建立されています。

ワットパクナム日本別院の本堂

ワット・パクナム(ワット・パークナム)というと数年前から美しい天井がインスタなどのSNSでブームになったバンコクの寺院が有名ですが、ここはその日本別院ということらしい。

関東近郊に住んでいるタイの人たちにとって、日本にいながらタイのお寺に参拝できる貴重な場所なのです。

ワットパクナム日本別院の看板

これまでも行事の際に何度か参拝しましたが、先日、ここでトードカティン(お坊さんに袈裟を献上する伝統儀式)が開かれました。

トードカティンは、毎年10月下旬から11月中旬に行われています。


朝から大勢のタイ人の行列



ワット・パクナム日本別院は駅から離れているため、車で行くのが賢明です。

朝一でレンタカーを借り、現地に着いたのが8時半。

すでに多くの人で賑わっていて、入口に近い駐車場はすでに満車。

舗装されていない細い道を進み、なんとか裏の駐車場に車を止めることができました。

数百台の車を見ると、千葉や茨城を中心に、関東中からこの行事に集まっていることがわかります。

お寺の裏側から本堂があるほうへ向かうと、すでに多くのタイ人たちが行列を作っていました。

トードカティンの行列

この行列の正体は後ほど。


ワットパクナム日本別院で参拝



お寺に来たから、まずは参拝から。

本堂の近くには小さなお堂があり、こちらではお布施をして受け取った蝋燭、線香、お花をお供えして、お坊さんの像に小さな金箔を貼りました。

ワットパクナム日本別院のお堂

そして本当に立派な本堂。

このあとこちらで儀式が行われるようだったので、邪魔にならないよう、先にお参りを済ませました。

ワットパクナム日本別院の本堂の仏像

中に入ると、仏像はもちろん、壁に描かれた絵や装飾がタイそのもの。

ワットパクナム日本別院の本堂の壁画

これだけ立派なものを日本で作るのは、本当に大変だったと思います。

仏様に手を合わせ外に出てすぐ、お供え物を手にした大勢の人たちが本堂の周りを列になって歩くのを見ることができました。

献上する袈裟のほかにも、タイのお寺でよく見る飾りのついた棒に紙幣を挟んだものも。

本堂の周りを回る人たち

これは20バーツ札を羽根に見立てた孔雀でしょうか。

先頭の立派なものには一万円札がいっぱい。

本堂の周りを回る人たち2

タイの人の信仰の熱心さには、毎回驚かされます。


トードカティンの様子



奉納するための袈裟は、元体育館だった建物の前にテントが張られ、そこでお布施と引き換えに配られています。

献上する袈裟

袈裟だけでなく、お坊さんのための日用品、食料品の詰め合わせセットも用意されていました。

献上する日用品セット

すぐ目の前にお坊さんがいらっしゃるので、そこで袈裟などをお渡しするとお経のようなものを唱えていただけます。

袈裟を献上されるお坊さん

そのときには細い竹の束のようなもので水をかけてくださるのですが、最後にそれで頭をパンとたたかれます。

結構な勢いなので、それがいやで逃げ回っている子供もいました。

そりゃ子供にはありがたみなんてよくわからないですもんね。

元体育館の建物の1階にも仏像が安置されていて、こちらにも3人のお坊さんがいらっしゃいました。

ワットパクナムの仏像


振舞いのタイ料理



お参りも済んだので、振舞いをいただきましょう。

境内にはたくさんのテントが並んでいて、食べ物や飲み物が配られています。

それにしてもすごい人の数…。

大勢のタイ人で賑わう境内

数千人と言われていますが、ほとんどがタイ人。

聞こえてくるのはタイ語ばかり。

間違いなくこの日、日本で一番タイ人密度が高い場所でしょうね。

タイ料理屋だけでなく、いろいろな団体やグループが料理を提供しています。

タイ料理を振舞うテント

これもタンブンのひとつなのでしょうが、本当に頭が下がります。

しかもタイ人相手なので、日本のタイ料理屋ではコストの問題で出せないであろう本格的なもの。

その一部を紹介しましょう。

ソムタムとコームーヤーン。

ソムタムとコームーヤーン

ソムタムにはタイの丸ナスも入っていました。

これは具沢山のクイジャップ。

クイジャップ

ゆで卵が2個も入っているのでこれだと中身がよくわかりませんが、厚揚げ、モツといっしょにクルッと丸まったお米の麺が入っています。

クイッティアオトムヤム。

クイッティアオトムヤム

トムヤム味の麺ですが、鶏の足が載っているのですごいビジュアルになってます。

前回も驚いたのがプラードゥックヤーン。

プラードゥックヤーン(ナマズの炭火焼)

ナマズを炭火で丸焼きにしたもの。

これが大人気で、最初に目にした行列の正体はコレだったんです。

タイから輸入されてきたものなので決して安いものではないはずなのですが、一人に一匹という大盤振る舞い。

おそらく数百匹という単位で振舞われているはず。

炭火で焼かれるナマズ

30分ほど並んで、ありがたく頂きます。

しょうゆ系の下味がついていて、見た目ほどクセがない白身で、本当においしいんです。

デザート系もいろいろ。

タイのデザート

熱々のカノムクロックを食べていると、ここが千葉だということを忘れてしまいそうです。

カノムクロック


最後にちょっとひとこと。

一部のブログやSNSには「タダでタイ料理が食べられるイベント」のように書かれていることがありますが、トードカティンはあくまでもタイ人のための宗教行事。

食べ物や飲み物は、あくまでもその振舞いとして提供されているものです。

最近はバンコクのワットパクナムで日本人のマナーの悪さが問題になっていますが、日本のワットパクナムでそんなことになりませんように。

もし参加される場合は、せめてお布施はしましょうね。


ワット・パクナム日本別院
千葉県成田市中野294-1



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